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JR貨物8月輸送実績、大雨や干ばつで減退が顕著に

2021年9月15日 (水)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)が15日発表した8月の輸送動向によると、輸送量はコンテナが114.1万トン(前年同月比16.9%減)、車扱が59.2万トン(同5.0%減)で、合計は173.2万トン(同13.2%減)となった。

コンテナは、JR山陽線で大雨による運行休止をはじめ、世界的な半導体不足による自動車部品輸送の低迷もマイナス要因となった。干ばつに見舞われた北海道発の貨物輸送は、農産品や青果物の作柄不良で取扱量が落ち込んだ。車扱は、セメントや石灰石を中心に低迷。石油は、JR中央線の大雨による不通の影響を受けたものの、他線区を経由した臨時列車の運転により、落ち込みを小幅にとどめた。

2021年度累計では、コンテナが740.8トン(同1.5%増)、車扱が284.5トン(同0.6%増)。合計は1025.3トン(同1.2%増)。昨年同期から回復基調にあるものの、8月の輸送実績の低迷で増加幅は縮小した。