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日本郵船、八戸沖座礁後初のドライバルク安全会議

2021年9月22日 (水)

ロジスティクス日本郵船は、毎年恒例の「ドライバルク安全実務者会議」を開催した。ドライバルク船隊の安全運航に向け、船主や船舶管理会社の実務者とともに、2010年から開催しているもので、今回も重点化する安全活動に関する意見交換や、事故事例などの情報交換を実施。会議は16日と17日の2日間にわたり、オンラインで開催し、国内外から38社が参加した。

▲オンライン会議の様子(出所:日本郵船)

今回の会議では8月に発生した、同社が用船する木材チップ専用船「クリムゾン・ポラリス」の座礁と油濁発生事故を受けて、参加者が改めて安全運航の重要性について議論した。そのほか、操船・油濁事故、スクラバー関連、バラスト水処理システム、「ドライバルク船新安全基準」(DryBMS)への対応について、グループディスカッションを行った。

DryBMSは、ドライバルク船舶管理における安全性やリスク管理を標準化し、安全と環境への配慮を高めることを目的として、ことし1月にリリースされた国際的なガイドライン。年内の運用開始が見込まれている。