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マースク、米国の合成燃料スタートアップに出資

2021年9月27日 (月)

環境・CSRAPモラー・マースクは23日、米国シリコンバレーに拠点を置くカーボンニュートラル燃料開発スタートアップのプロメテウス・フューエルズへの出資を発表した。プロメテウスが提供するのはe-fuel(イーフューエル)と呼ばれる合成燃料で、海運事業の脱炭素化に向けて、船舶燃料の多角化を図る。

イーフューエルは、二酸化炭素と再生エネルギー由来の電力で製造した水素から成る合成燃料で、プロメテウスは空気中の二酸化炭素を回収して燃料を製造する技術を開発中。マースクは「原料は無限で、海運の脱炭素化に向けた、真に実行可能なソリューション」としている。

▲イーフューエル活用のイメージ(出所:APモラー・マースク)

マースクは将来の代替燃料として、メタノール燃料やバイオディーゼル燃料、アンモニア燃料などの開発や確保を進めており、2023年にもメタノール燃料によるフィーダー船の定期運航を開始する。