話題メインマーク(東京都江戸川区)は13日、「国際物流総合展2021 第2回 INNOVATION EXPO」の出展ブースで、床の傾きや沈下を修正する「テラテック工法」を訴求。地震や老朽化などさまざまな要因で発生した床面の変形を元の姿に戻す技術を、広く知ってもらうことが最大の狙いだ。
テラテック工法は、傾いたり沈んだりした床の下に硬質発泡ウレタンを注入して膨らませることにより、床を持ち上げて修正する技術だ。この工法の強みは、床上の荷物や資材を取り除かなくても工事を完了できること。つまり、業務を止めることなく床の修正が可能になるところだ。
1円玉より小さな穴から樹脂を注入する作業だけで済むので、従来の床材をそのまま使えて経済的だ。さらに倉庫内の荷物を運び出す必要もなく、施工後もすぐにトラックの通行が可能であるなど業務も通常通り継続できる点を、出展ブースでは強く訴求する。
しかし、そもそも床の傾きや沈下は現場で気づかないケースも少なくない。さらに、こうした床の異変を発見したとしても、それを業務上の「課題」と認識されないまま放置されていることさえあるという。
メインマークの川口太社長は「床の傾きや沈下が業務の効率を落としている、という事実を認識してもらうことが大切と考えている。業務を止めずに床を修正できる技術があると知って驚かれるケースもある。さらなる認知拡大に注力していく」と強調した。
■床の段差修正のイメージ(出所:メインマーク)