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気象センサーに観測データの「グラフ化」新機能

2021年10月21日 (木)

▲高性能気象IoTセンサー「ソラテナ」(出所:ウェザーニューズ)

サービス・商品ウェザーニューズは21日、ビジネス課題を解決する気象データ提供サービス「WxTech」(ウェザーテック)の一つとして法人向けに販売している、高性能気象IoTセンサー「ソラテナ」のサービスに新機能を追加したと発表した。物流現場における安全な輸配送やサプライチェーンマネジメントに不可欠な気象サービスに新機能が追加させることで、さらなる有効活用につながりそうだ。

ソラテナは、気温・風速・雨量など全8要素を1分ごとに観測できる高性能な気象観測機。小型で設置しやすく、電源を入れるだけで観測できる手軽さが特徴だ。観測データは専用ウェブサイトからリアルタイムに確認したり、過去データを分析に活用することもできるほか、クラウド上に保存された観測データを企業のシステムに組み込むことも可能だ。

今回追加したのは、日ごとの観測データのグラフ表示やダウンロードが可能な機能。過去の日最高や日最低気温なども把握できるため、過去データの振り返りに便利だ。1キロメッシュの細かさで設置場所周辺の天気予報も確認できるようにした。

新機能の追加を発案したきっかけは、あぐり翔之屋(京都府木津川市)から寄せられた、九条ねぎの生育データと積算雨量などの観測データを組み合わせてより高度に分析し、根腐れなどのダメージを防ぎたいという声だった。

今後は、屋外カメラを付属して監視できるサービスを追加するほか、設置企業専用で観測データを反映した高精度な天気予報を提供していく。