ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

JMU、次世代省エネ貨物船「ニセコクイーン」引渡し

2020年9月29日 (火)

▲ニセコクイーン(出所:JMU)

ロジスティクスジャパンマリンユナイテッド(JMU)は29日、津事業所(津市)で建造していた次世代省エネ型バルクキャリア「ニセコクイーン」を引き渡したと発表した。

同船は、鉄鉱石や石炭の太平洋トレード用のケープサイズ貨物船として、17隻を引き渡した載貨重量20万トン級省エネ船に続く、新構造規則適用版の7番船。

SOx(硫黄酸化物)スクラバーを搭載し、1月1日から一部指定海域を除いた一般海域へ適用されているSOx排出規制に適合する。

このほか低抵抗・高効率を追求した最適船型、独自開発の省エネデバイス、GHG(温暖化ガス)排出規制の先取り対応、低風圧居住区、電子制御エンジン・低摩擦塗料・大直径プロペラなどによる高い燃費性能、バラスト水処理装置――など、多彩な環境性能の高さが特徴。

ニセコクイーンの概要
船体:全長299.99メートル、幅500メートル、深さ25メートル
載貨重量:20万8786トン
総トン数:10万7450トン
主機関:「MAN-B&W 7S65ME-C8.5ディーゼル機関」1基
航海速力:14.5ノット
定員:25人
船籍:パナマ