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世界の小包数、26年には2660億個と20年の倍を予測

2021年10月25日 (月)

(イメージ)

調査・データピツニーボウズジャパン(東京都品川区)は25日、日本を含む世界の主要13市場の2020年のデータを基にした最新版のパーセル・シッピング・インデックス(小包配送指数)の結果を発表した。

世界の小包数は20年実績で1312億個で前年比27%増。今後は年12%のペースで増加し、26年には2660億個に達する可能性があると推定している。

日本では、宅配便とメール便を合わせた小包の20年の市場規模は売上高ベースで333億米ドル(3兆7000億円)となり、前年比で6%増加した。小包数は91億個に達し、前年実績より1%増えた。日本郵便は、数量ベースで国内取引全体の48%、売上ベースで32%の圧倒的な市場シェアを維持しました。日本の小包市場における主要企業はすべて20年に増収だった。

国土交通省のデータによると、宅配便とメール便の合計出荷量が前年同期比1%増であるのに対し、宅配便のみでは同12%増と伸びが目立つ。ピツニーボウズジャパンは「宅配便の力強い成長は電子商取引の増加によるもので、世界的な新型コロナウイルス感染拡大による消費者行動の変化によって、さらに加速された」としたうえで、「世界的な経済の不確実性やサプライチェーンの問題が、オンラインショッピングや配送の急増に拍車をかけているなか、企業のオフィス内の発送業務においても、作業を効率化するソリューションに目を向ける必要がある」と述べた。