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日鉄興和不が兵庫に物流施設、オカムラの拠点に

2021年10月27日 (水)

拠点・施設日鉄興和不動産(東京都港区)は26日、物流施設「LOGIFRONT(ロジフロント)尼崎IV」(兵庫県尼崎市)の建築工事が完了したと発表した。産業用機器メーカーのオカムラが全フロアを活用して製品配送などの拠点とする。オカムラは、関西圏各地への交通利便性などを考慮したとみられる。

日鉄興和不動産が展開する物流施設ブランド・ロジフロントシリーズとして整備。オカムラは関西圏における物流拠点の再編を進めており、今回完成した物流施設を拠点として物流網を構築する。日鉄興和不動産はオカムラと設計段階から施設計画について協議を重ねた結果として、2階建てでボックス型の仕様で物流配送効率を高めた両面バース配置することとした。

環境負荷軽減の取り組みを充実させたのも特徴。太陽光発電事業者と連携し、自家消費型太陽光発電設備を導入。太陽光で発電した電力と合わせて、再エネ電力を使用できる「100%CO2フリー電力供給」を実現し、ESGにも配慮した機能を持たせた。

交通アクセス面でも優位性が高い。大阪市中心部から10キロメートル圏内に位置し、阪神高速道路の湾岸線や神戸線を介して関西圏各地や中国・四国地方などへの移動がしやすい。近隣には住宅地も多く、従業員確保の観点でもメリットが大きい。

■「LOGIFRONT尼崎IV」の概要
所在地:兵庫県尼崎市東海岸町27-1
敷地面積:2万5802.61平方メートル
延床面積:2万9435.74平方メートル
構造:鉄骨造、2階建て
交通:阪神高速道路湾岸線「尼崎東海岸出入口」1キロメートル、「中島出入口」4キロメートル、阪神高速道路神戸線「尼崎東出入口」「尼崎西出入口」から各5キロメートル
着工:2020年12月
完成:2021年9月