ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

C&Fロジ2Q、巣ごもり需要の反動や燃料高で減益に

2021年11月9日 (火)

財務・人事C&Fロジホールディングス(HD)が9日発表した2022年3月期第2四半期累計連結決算は、営業収益が前年同期比で微増の562億8400万円、営業利益が同7.9%減の30億3000万円、経常利益が同3.5%減の33億1600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同3.8%減の22億1000万円で増収減益だった。

通過型センター事業は、営業収益が前年同期比1.1%減の364億2600万円、セグメント利益が同14.0%減の22億6500万円で減収減益だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う「巣ごもり需要」の反動で取扱物量が減少。外出機会やインバウンドの減少、テレワークの浸透による都心エリアのコンビニエンスストア関連の物量の落ち込みも響き、減収となった。利益面も、原油取引価格の上昇に伴う燃料費の増加や従業員の処遇改善に伴う労務コストの増加などにより減少した。

保管在庫型物流事業は、営業収益が同2.5%増の189億7900万円、セグメント利益が同6.1%増の27億5100万円で増収増益だった。外食店舗向け業務用冷凍食品が回復傾向に転じて収益増に貢献。利益面では、倉庫荷役の適切な管理により労働生産性の向上や海外事業の収益拡大、再保管在庫の減少に伴う外注費の削減などが奏功し増益を確保した。

2022年3月期の通期連結業績予想は、ことし5月10日公表の前回予想数値を据え置いた。