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▲小田急シティビル町田（出所：小田急不動産）
フードand.d（アンドディー、東京都町田市）は、同社が展開するフードデリバリーサービス「ロコデリ」で、小田急不動産のオフィスビル「小田急シティビル町田」のテナント企業向けにデリバリーサービスを開始した。
ロコデリは、飲食店がロコデリを通じて入った注文を指定時間までにまとめて調理し、参加店舗を統括する飲食店が商品（料理）を集荷したうえで、ピックアップポイントとなるテナント企業の窓口にまとめて配達するサービスで、注文した顧客は自社窓口で商品を受け取ることができる。
アンドディーはリピート率が55％まで高まったことを受けて5月末に小田急不動産と提携し「小田急町田森野ビル」に拠点を開設。利用者のリピート率が79％（9月実績）に達し、顧客満足度も94％となったことから、オフィスビル第2弾として小田急不動産が管理する小田急シティビル町田も拠点に追加した。
オフィス周辺の飲食店では、新型コロナウイルスの感染拡大を背景にオフィスワーカーの在宅勤務が増加したことで売上が激減。需要が高まるデリバリーに参入するにも、配送コストの高さや「まとまった注文が取れない」といった課題が障壁となっていた。
▲人気メニューの町田・相模原の名物ハンバーガー（出所：小田急不動産）
一方、オフィスワーカーは感染防止対策のためランチ時は勤務場所の近くで販売している弁当をテイクアウトして社内で食べる形式が増加しているものの、「選択肢が少ない」「限られた時間で購入し食事をしなければならない」といった課題があった。
こうした職場環境を背景に、ビル周辺の飲食店が提供する料理をまとめ、オフィスワーカーに幅広い選択肢を提供するロコデリの支持が拡大。オフィスワーカーは指定時間帯に送料を負担することなく、外食で食べるような高品質で温かい弁当を楽しむことができるとして、満足度とリピート率が上昇したとみられる。
