イー・ロジット、センター開設費吸収できず赤字へ

（出所：イー・ロジット）

財務・人事イー・ロジットは15日、2022年3月期の通期業績予想を下方修正した。ことし5月14日公表の前回予想数値について、売上高を135億7500万円から117億2000万円に、営業損益を3億2300万円の黒字から2億9200万円の赤字に、経常損益を3億2500万円の黒字から2億8600万円の赤字に、当期純損益を1億9700万円の黒字から3億6800万円の赤字にそれぞれ引き下げた。前回予想発表時は前期比で増収増益を想定していたが、一転して赤字決算となる見通しを示した。

売上高が前回公表数値を下回る見込みとなったことから、2021年6月の物流施設「埼玉草加フルフィルメントセンター」（埼玉県草加市）の新規開設費用と賃借料、それに伴う人件費の増加を吸収できなかった。営業損益、経常損益、当期純損益はいずれも当初予想を下回り赤字の見通しとなった。

イー・ロジットは22年3月期の期末配当予想について、「決定次第公表する」としている。