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成田空港10月貨物、国際線発着・取扱量が過去最高

2021年11月18日 (木)

(イメージ)

調査・データ成田国際空港会社(千葉県成田市)が18日発表したことし10月の空港運用状況によると、国際線貨物便の発着は前年同月比21.1%増の4434回と、10月としては1978年の開港以来最高となった。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済停滞からの回復が米国や中国を中心に顕著となり貨物量が急増したことに加えて、国際線旅客便の運休や減便による貨物スペースの減少による国際線貨物臨時便の運航が増えたことも影響した。コロナ禍前の19年10月実績と比べても2.2倍と大幅に増加した。

国際航空貨物量は前年同月比26.8%増の23万1324トンでこちらも10月では過去最高になった。自動車向けプラスチックや半導体製造装置の荷動きが好調だった。フランスで製造された航空機の輸入による航空機類の荷動きも増えた。19年10月実績からは33.2%増加した。

ことし10月の国際航空貨物量の内訳は、積込が前年同月比30%増の10万7392トン、取卸が同24%増の12万3932トンだった。