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日本通運、中国上海・洋山地区の輸出用倉庫が稼働

2021年12月1日 (水)

拠点・施設日本通運は1日、中国現地法人の上海通運国際物流が中国・上海の洋山地区で輸出用新倉庫を稼働したと発表した。貨物取扱量の増加が続く中国における輸出拠点機能を強化することで、当地における物流サービス拡充を図る狙いだ。

上海港における2020年のコンテナ取扱量は、前年比0.5%増の4350万TEUと11年連続でコンテナ取扱本数の世界一を誇る。洋山ターミナルでは初めて2000万TEUを突破。新型コロナウイルス禍においても過去最高を更新している。

上海通運は、外高橋エリアに加えて洋山エリアも上海における重要な輸出拠点として位置付けており、東海大橋まで20キロメートル、洋山ターミナルまで50キロメートルの好立地に新たに倉庫を開設した。

このたび開設した新倉庫は、主に自動車部品を取り扱い、クロスドック輸出業務に適した低床式・両端開口の構造を持つ。通い容器の管理業務や荷姿変換業務も対応する。

日本通運グループは、今回の中国における新倉庫稼働を契機として、今後は欧米発着の輸出入倉庫拠点として基盤を強化していくとともに、倉庫事務のデジタル化や、先端技術を活用した省人化を図っていく。

■新倉庫の概要
名称:上海中外運海港国際物流
所在地:上海市奉賢区新楊公路778号
倉庫面積:庫内面積6500平方メートル、敷地内屋外用地4500平方メートル(敷地内倉庫総面積:4万4000平方メートル、敷地内デポ総面積6万平方メートル)