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熊本で震度7、九州物流網に影響拡大

2026年7月28日 (火)

ロジスティクス28日午後4時27分ごろ、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、宇城市と氷川町で最大震度7を観測した。気象庁によると、震源の深さは10キロ。熊本県内では八代市、宇土市、熊本市南区、美里町、益城町で震度6強を観測した。

気象庁は地震発生後、福岡、佐賀、長崎、熊本4県沿岸の有明・八代海に津波注意報を発表し、その後解除した。

時事通信の報道によると、熊本県警は家屋倒壊12件、建物内への閉じ込め4件、火災2件、要救助事案13件を確認した。同報道によると、九州電力送配電は午後5時30分時点で、宇城市や八代市、氷川町など熊本県内の4万8000戸が停電したとしている。

鉄道貨物にも直接的な被害が発生した。他社報道によると、震度6強を観測した八代市のJR八代駅で貨物列車が脱線し、横転した。乗客はおらず、JR貨物が運転士のけがの有無を確認している。

宅配便などの集配にも影響が広がっている。ヤマト運輸は午後6時時点で熊本県全域の営業を停止し、全国から熊本県全域、熊本県全域から全国に向かう荷物の荷受けを停止した。九州の一部地域では集荷・配達を一時中止しており、全国から九州全域に向かう荷物に遅延を見込む。

佐川急便も午後5時時点で熊本県全域の集荷・配達を停止した。対象地域を発着する荷物に遅延が生じており、今後の被害状況や交通規制によって、影響地域や対象サービスが変わる可能性があるとしている。

日本郵便は午後5時時点で、九州地方を中心に、引き受けまたは配達となる郵便物やゆうパックなどに遅れが生じる可能性があると発表した。一部地域では郵便ポストやコンビニエンスストアなどからの取り集めと配達を休止している。

旅客鉄道では、JR九州が午後6時時点で、九州新幹線の博多-熊本間と熊本-鹿児島中央間の運転を見合わせている。西九州新幹線は武雄温泉-長崎間で運転を再開したが、遅れや運休が発生している。

在来線では、鹿児島本線の大牟田-八代間と川内-鹿児島間、日豊本線の大分-延岡間、延岡-南宮崎間、南宮崎-西都城間、西都城-鹿児島間で運転を見合わせている。

このほか、長崎本線の江北-諫早間、豊肥本線の熊本-肥後大津間、肥後大津-宮地間、宮地-豊後竹田間、肥薩線の吉松-隼人間、三角線の宇土-三角間、吉都線の都城-吉松間、宮崎空港線の田吉-宮崎空港間でも運転を見合わせている。

貨物列車の脱線に加え、宅配便の集配停止や広範囲の鉄道運休が発生し、九州の幹線輸送と地域配送の双方に影響が広がっている。道路、港湾、空港、物流施設の被害状況は現時点で明らかになっておらず、各事業者が確認を進めている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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