ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

井本商運、日本海と神戸港の内航船試験輸送を開始

2021年12月8日 (水)

▲境港に着岸中の「だいこく」(出所:井本商運)

ロジスティクス井本商運(神戸市中央区)は8日、200TEU型コンテナ船「だいこく」が日本海内航フィーダー航路船として敦賀港(福井県敦賀市)と境港(鳥取県境港市)に入港し、外航母船が寄港する神戸港と両港を結ぶトライアル輸送を開始したと発表した。

阪神国際港湾(同区)が実施する「国際フィーダー航路拡充トライアル事業」の選定を受けて実施。阪神国際港湾と外航船社の連携により実現した。

今回のトライアル事業は、日本海各港湾と神戸港を内航フィーダー航路で結び、釜山港をはじめとするアジア主要港で積み替えている貨物や、神戸港に陸上輸送されている貨物について、国際コンテナ戦略港湾である神戸港での積み替えを検証し定期航路化を目指す取り組みだ。

この定期航路化が実現すれば、創業以来初の日本海内航フィーダー航路となる。将来的に大型化も視野に入れて、航路の拡大と利便性の向上に寄与していく。

井本商運は、外航船社との連携による輸出入貨物のフィーダー輸送や新たなモーダルシフトによる内貿貨物の集荷により、国内初の日本海と戦略港湾である神戸港との内航フィーダー航路を新設することで、戦略港湾における競争力強化に貢献する。