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福岡の薬局、医薬ECのオンライン診療サービス導入

2021年12月20日 (月)

メディカルジェイフロンティア(東京都渋谷区)は20日、福岡県を地盤に調剤薬局やドラッグストアなどを展開する大賀薬局(福岡市博多区)に、医療機関・薬局向けオンライン診療・服薬指導サービス「SOKUYAKU」(ソクヤク)を導入すると発表した。

▲SOKUYAKUのメニュー画面(出所:ジェイフロンティア)

SOKUYAKUは、オンライン診療からオンライン服薬指導、処方薬の当日配送まで全てに対応するアプリで、ジェイフロンティアが2020年夏に開発。シンプルな画面になっているので、スマホが苦手な人でも直感的に操作できるのが特徴だ。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、患者が来店しづらい状況になっているほか、生活様式の変化にともない、オンラインで診療・服薬指導を受診したのち、自宅で処方薬を受け取りたいとのニーズも寄せられていた。大賀薬局は、在宅医療をはじめとする地域に根付いた調剤薬局として、さらなる顧客対応力の向上を図るため、SOKUYAKUサービスの導入を決定した。

ヘルスケア商品や医薬品のEC(電子商取引)事業を展開するジェイフロンティアは、スマートフォンを活用し、自宅やオフィスにいながらオンライン診療や服薬指導の受診や、最短で当日中の薬の受け取りを可能にするオンライン診療・服薬指導・処方薬宅配などのサービスを開発している。

大賀薬局の橋野勇一取締役調剤薬局事業部長は「患者様の新たなニーズに応える体制を整備するとともに、仕事や育児で来店が困難な方、外出が困難な方でも簡単・気軽に調剤薬局をご利用いただける環境を提供することで、地域における医療体制の充実に貢献したい」と話している。