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東京海上日動、運送業向け「置き配」専用保険販売へ

2021年12月24日 (金)

サービス・商品東京海上日動火災保険(東京都千代田区)は24日、運送事業者向けに置き配専用のオールリスク保険の販売を始めると発表した。東京海上日動は今回の保険の販売を通じて、置き配の普及・拡大に貢献する狙いだ。

新型コロナウイルス禍を契機とした消費スタイルが多様化し「新たな生活様式」が広がるなかで、インターネット通販の利用拡大や非対面・非接触での受け取りスタイルである置き配ニーズが高まっている。置き配で宅配された荷物の盗難や破損に不安を感じる消費者の声も少なくなく、不在時には再配達を選択する消費者が依然として多い。さらに、置き配の際の荷物の破損についても責任の所在が不明瞭なケースもあり、トラブル時の対応も課題になっている。

東京海上日動は、運送事業者向けに出荷人や消費者のリスクも含めて漏れなく補償を提供できるよう、運送事業者向けオールリスク置き配保険を開発。運送保険をカスタマイズする形で、盗難や水濡れ、破損などオールリスクの事故を対象に、運送業者ごとに事前に設定した荷物あたりの限度額まで実費を補償するほか、どのタイミングでの事故か不明なケースについても保険の対象とする。

さらに、置き配ボックスをはじめ玄関前やポスト、ドアノブ、自転車かご、物置など多様な場所への置き配に対応する。保険契約時に1年間の置き配見込み個数に基づいて暫定保険料を設定し、期末に確定置き配個数に基づいて精算することで、実態に見合った体系の保険料とする。