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JR東と207、ケーキなどエキナカ商品宅配を実証へ

2022年1月7日 (金)

(イメージ)

調査・データ東日本旅客鉄道(JR東日本)グループでベンチャーへの出資や協業を推進するJR東日本スタートアップ(東京都港区)は7日、物流業界のラストワンマイルのDX(デジタルトランスフォーメーション)化を目指す207(ニーマルナナ、東京都目黒区)と共同で、ギグワーカーによるラストワンマイル配送を活用した駅併設店舗(エキナカ)商品の宅配サービスと、駅の遊休スペースを宅配荷物の物流拠点として活用する実証実験を1月15日に始めると発表した。

JR東日本は、エキナカの収益力強化を推進するための新ビジネスを模索しており、今回の実証実験もこうした取り組みの一環だ。

壊れやすく賞味期限も短い生スイーツなど、今まで宅配が困難だったエキナカ商材について、エキナカの店頭からギグワーカーがラストワンマイル配送を担うことで、宅配サービスを初めて実現した。

今回、実証実験で購入できるのは「エキュート品川」(東京都港区)で取り扱う一部商品。一般の宅配便荷物の物流拠点として品川駅を活用し、エキュート品川の商品と宅配便荷物を共同配送することで、配送にかかる物流費の低減も実現する。

JR東日本と207による今回の取り組みは、JR東日本クロスステーション(東京都渋谷区)とジェイアール東日本物流(東京都墨田区)の協力を得て実施する。エキュート品川のケーキや和菓子、弁当などの商品を、東京都港区と品川区の一部エリアに配送。実証実験は2月28日まで実施する。

申し込みは「ネットでエキナカ」ウェブサイト(https://www.net-ekinaka.com/)で。注文締切は2日前の15時。