行政・団体北海道運輸局はこのほど、北海道地域を対象にした、今後5年間の事業用自動車事故削減目標を決めたと発表した。目標は2021年3月に策定された「事業用自動車安全総合プラン2025」に基づくもので、2025年度までの達成を目指して官民協働で各種施策を実施する。
全体目標として、死者数は6人以下、バス・タクシーの乗客死者数は0人。重傷者数は95人以下、人身事故件数は590人以下、飲酒運転及び危険ドラッグ等薬物使用による運行を根絶するとした。
業態別で件数をみると、乗合バスは車内事故が11件以下、貸切バスは乗客負傷事故が0件、タクシーは出会い頭衝突事故が41件以下、トラックは追突事故が80件以下を個別目標に据えた。
重点施策については、新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえた「新たな日常における安全・安心な輸送サービスの実現」や「抜本的対策による飲酒運転、迷惑運転等悪質な法令違反の根絶」、「ICT、自動運転等新技術の開発普及推進」など6項目を掲げた。