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ファミマFCトラック、愛知県から「低炭素水素」認定

2022年1月25日 (火)

▲FC小型トラック(出所:ファミリーマート)

認証・表彰ファミリーマート(東京都港区)は24日、愛知県岡崎市などで2021年11月から実施している、水素燃料電池(FC)小型トラックによる配送実証について、使用している水素燃料が愛知県の「低炭素水素認証制度」に認定されたことを発表した。

低炭素水素認証制度は、製造、輸送、利用に伴う二酸化炭素(CO2)の排出が少ない水素のサプライチェーン構築に取り組む事業者を県が支援する制度で、今回が6件目の認定だ。

ファミリーマートの実証実験では、東邦ガスが、愛知県豊田市などで生み出された地産再生エネルギーを活用して都市ガス由来の水素を供給。この水素が、都市ガスから水素を製造する際に排出されるCO2全量を地産再生エネルギーの活用によるCO2削減効果で埋め合わせた「CO2フリー水素」として認定された。

ファミリーマートは、CO2フリー水素を燃料とするトラックを用いて、愛知県の岡崎市、豊田市、安城市の30店舗へ1日3便、距離にして1日150キロの配送を実施。11月と12月の平均燃費は、想定を上回る1キログラムあたり26キロメートルだった。

今後は、1年間の走行実証を通じて、夏場などの気候的に厳しい季節にトラックのエアコンや冷蔵・加温機能の使用が燃費に与える影響を検証するほか、コースの変更や航続距離の延長などの検証も進める。