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日本郵船が通期予想上方修正、経常益9300億円に

2022年2月3日 (木)

(イメージ)

財務・人事日本郵船は3日、世界的なサプライチェーンの混乱を背景に貨物需要が高止まりし、好調な市況が続いていることを受け、今期(2022年3月期)連結経常利益が前期比4.3倍の9300億円になると発表した。

同日出した第3四半期決算は売上高1兆6759億円(前年同期比46.3%増)、経常利益6983億円(5.7倍)、四半期純利益6922億円(前年同期は523億円)と好調で、これまでの通期経常利益予想(7100億円)を大幅に上回る見通しとなった。オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)から同社持分に応じて受け取る投資利益が膨らんだ。

コンテナ船部門の旺盛な需要のピークアウト時期やサプライチェーンが正常化するタイミングは「いまだ不透明」(日本郵船)だが、航空運送事業や物流事業で「引き締まった需給」が続き、自動車船も輸送台数が回復、ドライバルク市況も堅調に推移していることから、通期予想を修正した。修正後の通期予想は売上高2兆2000億円、経常利益9300億円、純利益9300億円。