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ACSLとエアロネクスト、物流特化ドローン受注開始

2022年3月18日 (金)

▲AirTruck(出所:ACSL)

サービス・商品ACSL(東京都江戸川区)とエアロネクスト(東京都渋谷区)は17日、物流の用途に特化したドローン「AirTruck」(エアートラック)の受注を開始した。物流専用ドローンの量産は日本初という。

エアートラックは、遠隔操作による無人地帯での目視外飛行を実現する高速通信やカメラなどを搭載したドローンで、配送可能重量は5キロ。エアロネクストが独自に開発した機体構造設計技術「4D GRAVITY」(4Dグラビティ)を搭載することで、飛行速度、飛行距離、配送可能重量、配送品質のレベルアップを実現した。これまでに山梨県小菅村や北海道上士幌町などで実施した計466回の実証実験と、延べ1730キロの飛行実績が機体の開発に生かされている。

ACSLとエアロネクストの両社は、これまでの実証実験から、エアートラックがラストワンマイル配送の物流課題を解決し、地域住民にとって必要不可欠な存在になることを確信し、量産化を決断。製品名には、「空という無限の可能性が広がる空間における新たな物流を構築する専用ドローンとして、既存の物流専用車両であるトラックと調和していく」という願いが込められている。

両社は、3月22に開催される自治体向けイベント「デジタル田園都市国家構想を実現する 新スマート物流シンポジウム」にて初公開する。

(出所:ACSL)

エアートラックの概要
全長:展開時1.7メートル×1.5メートル、収納時1メートル×1.5メートル
高さ:0.44メートル
機体重量:10キログラム
最大離陸重量:25キログラム
ペイロード:5キログラム
最大飛行時間:50分
最大飛行距離:20キロメートル
最大上昇・下降速度:上昇/秒速3メートル、下降/秒速2.5メートル