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日本郵船、洋上風力発電事業で欧州企業と用船契約

2022年3月18日 (金)

(出所:日本郵船)

環境・CSR日本郵船は17日、スウェーデンに本社を置くNorthern Offshore Group(ノーザン・オフショア・グループ、NOG)の子会社Northern Offshore Services(ノーザン・オフショア・サービス、NOS)に対し、洋上風力発電向け作業員輸送船(CTV)1隻を貸与したと発表した。

洋上風力発電が進む欧州企業との連携を強化し、国内における事業展開への取り組みを加速させるとともに、脱炭素化に向けた活動を推進する。

貸与するのは日本郵船が保有する新造CTV「Energizer」(エナジャイザー)で、主に欧州域内の洋上風力発電所で作業員輸送に従事する。船舶は船舶上の機器や付属の什器備品とともに貸し出し、船員は割り当てない形で長期的な用船契約を結ぶ。

NOGは洋上風力発電が先進する欧州で60隻のCTVを運航する業界最大手。日本郵船とは2019年12月にCTV事業での協業に関する覚書を締結しており、今回の用船契約はその一環となる。

日本郵船はことし2月に秋田県と洋上風力発電を中心とした再生可能エネルギー事業の推進などで包括連携協定を結ぶなど、洋上風力発電事業を推進。国内でのパートナーシップを強化するとともに、欧州の運航・船舶管理の知見を得ることで、国内におけるCTV事業展開への準備を進める。

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