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静岡中央卸売市場、冷蔵倉庫にドックシェルター

2022年3月25日 (金)

産業・一般清水港湾事務所は24日、改良工事を進めていた静岡市中央卸売市場(同市葵区)内の冷蔵倉庫について、効率的な輸出用海上コンテナの積荷機能を担うドックシェルターを整備したと発表した。広域から農産物を集荷するため、輸出に対応したコールドチェーン確保を目指す。現地で30日に関係者を招いて式典を開く。

(出所:清水港湾事務所)

工事は同市場で青果物の卸売業を営む静岡VF(静岡市葵区)が、国交省と静岡市から費用補助を受けて実施。昨年10月に着工していた。

同市場は農産物の広域集荷拠点で、最寄りの清水港を通じた輸出促進の一翼を担うことが期待されている。コールドチェーンを確保することで、地元の静岡県だけでなく、昨年8月に全線開通した中部横断自動車道を活用して山梨、長野の隣県からも農産物を集め、品質を保ったまま港への搬出が可能になる。

同事務所によると、新型コロナウイルスの影響による資材調達の遅延が影響し、冷蔵庫の一部の付帯設備が未完成だが、倉庫は4月中に稼働する。