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軽油価格153.7円、高値続くも2週連続で減少

2022年3月30日 (水)

(イメージ)

調査・データ資源エネルギー庁が30日発表した石油製品の店頭現金小売価格調査によると、3月28日時点の軽油価格は153.7円で前週から0.6円下がった。依然として高止まり状態が続くものの、2週連続の値下がりとなった。

地域別では41都道府県で値下がり。長崎県が1.4円上昇したものの、ほかは目立った値上がりは見られなかった。香川県で2.5円、沖縄県で2.1円、愛知県で2.0円(149.3円)それぞれ値下がりした。

ロシアによるウクライナ侵攻は、29日に開催された4回目の停戦交渉で一定の進展があったとの見方から、米ニューヨーク原油市場で世界価格の指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)の原油先物価格が下落。2週間ぶりに1バレル=100ドル台を割り込んだ。

とはいえ、ウクライナへの侵攻を続けるロシアへの経済制裁を強める動きは決して弱まっていない。停戦交渉についても依然として両国の主張は平行線をたどっていることに変わりはなく、具体的な打開策は見えない。

政府は3月17日、軽油やガソリンの高騰抑制策として支給する補助金の上限を1リットルあたり5円から25円に増額。しかし今後も高値水準は続くとの見方が強く、物流業界においてはさらなるコスト削減を模索する動きが続きそうだ。

■都道府県別の軽油価格(単位:円)
地域3月22日3月28日増減
北海道157.5156.4-1.1
青森152.4151.7-0.7
岩手149.6149.1-0.5
宮城149.7149.5-0.2
秋田152.7152.4-0.3
山形159.5159.80.3
福島153.1152.6-0.5
茨城151.0150.9-0.1
栃木151.4151.2-0.2
群馬154.2153.5-0.7
埼玉150.1148.6-1.5
千葉151.9152.10.2
東京158.5156.9-1.6
神奈川148.6148.5-0.1
新潟156.3155.8-0.5
長野162.3161.5-0.8
山梨154.4153.9-0.5
静岡153.0152.6-0.4
愛知151.3149.3-2.0
岐阜154.7153.9-0.8
三重153.6153.0-0.6
富山155.4154.0-1.4
石川151.0150.6-0.4
福井152.9152.0-0.9
滋賀154.2154.60.4
京都156.5155.3-1.2
奈良150.6150.80.2
大阪154.0153.6-0.4
兵庫149.8149.4-0.4
和歌山152.9151.1-1.8
鳥取160.3159.8-0.5
島根156.1154.9-1.2
岡山150.0149.8-0.2
広島156.8155.7-1.1
山口153.2152.1-1.1
徳島148.6147.8-0.8
香川154.7152.2-2.5
愛媛154.0153.7-0.3
高知155.9155.7-0.2
福岡151.7152.50.8
佐賀158.0157.7-0.3
長崎162.7164.11.4
熊本150.7149.6-1.1
大分156.8157.30.5
宮崎156.1155.0-1.1
鹿児島164.4164.1-0.3
沖縄159.6157.5-2.1
全国154.3153.7-0.6