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アサヒグループ、国内8工場の購入電力を再エネ化

2022年3月31日 (木)

環境・CSRアサヒグループホールディングスは3月30日、グループ4社の計8工場で購入する電力を、4月1日から再生可能エネルギーに切り替えると発表した。これで国内全拠点の購入電力のうち79%を再エネ化することになり、年間で11万4000トンのCO2排出量削減を見込む。カーボンニュートラル社会の実現に向けた機運が産業界で高まるなかで、物流を含めた製造工程における脱炭素化の動きが加速してきた。

再エネ転換するのは、アサヒビール、ニッカウヰスキー(東京都港区)、アサヒ飲料(東京都墨田区)、アサヒグループ食品(東京都渋谷区)の北海道・北陸・中部・中国地方に立地する8工場。今回再エネに転換する8工場を含めると、グループの国内全33工場のうち29工場で再エネ電力に切り替わることになる。

▲(左から)アサヒビール北海道工場、アサヒ飲料北陸工場、アサヒグループ食品岡山工場(出所:アサヒグループホールディングス)

同グループは2025年までに国内全拠点での購入電力の再エネ化を目指しており、海外を含めた生産拠点に関しては、同年までに全70工場のうち62工場で再エネ化を進めるとしている。

アサヒグループはこうした「アサヒカーボンゼロ」の達成に向けて、国内外の生産拠点における再生可能エネルギーの積極的な活用や製造工程の見直し、物流の効率化などによる省エネルギーの推進にグループ全体で取り組んでいる。