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川崎汽船がESG指数銘柄に、環境課題など対応評価

2022年4月12日 (火)

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環境・CSR川崎汽船は11日、ESG指数「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」(FTSEブラッサム・ジャパン・セクター・リレイティブ・インデックス)の構成銘柄に選定されたと発表した。

グローバルインデックスプロバイダーの英FTSE Russell(FTSEラッセル)が構築したFTSEブラッサム・ジャパン・セクター・リレイティブ・インデックスは、環境や社会、ガバナンスの対応に優れた日本企業のパフォーマンスを反映するインデックスとして知られる。

低炭素経済への移行を促進するため、特に温室効果ガス排出量の多い企業について、気候変動対策のために低炭素経済へ移行する動きが彼らの投資運用にどのような影響を与えるかを検討、共有するためのイニシアチブであるTPI(Transition Pathway Initiative)の経営品質スコアで改善の取り組みが評価される企業のみを組み入れている。日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がパッシブ運用を行う際のESG指数にも選定されている。

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川崎汽船は、サステナビリティの取り組みを経営の重点課題として社会課題の解決に貢献する取り組みを推進。環境面では、2021年11月に「2050年GHG(温室効果ガス)排出ネットゼロへの挑戦」という新たな中長期目標を設定し、自社における引率効果ガス排出量の削減と社会の脱炭素化支援に向けた取り組みを本格化。その一環として、2023年度中に完成予定のLNG(液化天然ガス)燃料の自動カイトシステム搭載大型ばら積み船が、ことし3月に環境性能に優れた船舶導入計画として初めて認定された。

社会的な側面では、人権尊重の重要視する国際的な機運の高まりを受けて、ことし2月に「川崎汽船グループ人権基本方針」を策定。人権に対する企業としての適切で継続的な取り組み「人権デューディリジェンス」の取り組みに着手している。

川崎汽船は今回のESG指数への選定を契機として、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、成長戦略の推進と企業価値の向上に努める。