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メガネのジンズ、店舗への不要な商品出荷を削減

2022年4月12日 (火)

(出所:ジンズホールディングス)

ロジスティクスメガネ製造販売のジンズはこのほど、店舗への不要な出荷を減らすことで商品物流を効率化すると発表した。トラック輸送による二酸化炭素(CO2)排出量も年間15%削減され、従業員の作業も軽減されるという。

この改善策は、サプライチェーンマネジメントの効率化と環境対策が目的だ。店舗への商品の出荷頻度と量を、各店の売上実績に応じて、欠品を起こさない範囲で減らす。出荷回数を35%削減できることで、同社の試算では年間で15%のCO2削減が可能という。曜日ごとの出荷量のブレも小さくなるため、物流担当や各店舗の従業員の作業も減る。

これまでは欠品を回避するために、全国の451店舗のうち8割に毎日商品を配送していた。同社は今回の措置とは別に、2月にAI(人工知能)を活用した経営システムを本格運用させ、需給コントロール改革に取り組んでいる。2021年9月にも大阪府に新たな物流拠点を設けて東西2か所体制にし、店舗への配送距離を短縮している。