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西友、新仙台センターにウォルマート式物流管理

2019年9月5日 (木)

ロジスティクス西友は4日、既存の仙台物流センター(仙台市宮城野区)が契約満了を迎えたことに加え、東日本大震災による建物への影響を加味し、仙台市青葉区に新たに物流センターを建設、11日から24時間体制で宮城県18店舗・福島県2店舗への配送を開始すると発表した。

同センターでは、加工食品、デイリー食品、生鮮食品、衣料品、住居用品を取り扱うため、各商品の保管に最適な6つの温度帯を設け、トラック接車口には外気の侵入を防ぐドッグシェルターを設置するなど品質管理を徹底する。

また、物流効率を上げるため、親会社である米・ウォルマートの物流管理を導入。独自のシステムによる入出庫管理や在庫管理、店舗で自動補充をする仕組みとの連携でコスト削減と業務標準化を実現するほか、ピッキング作業に「ボイスピッキングシステム」を採用し、ヘッドセットの音声で作業手順を案内することで作業効率化と作業ミス防止を図る。また、納品作業の効率化に向けては、従来紙面で大量に発行していた受領証明書を電子ファイル(PDF)で自動配信するソフトウェアロボットを導入することで、大幅な業務効率化だけでなく作業ミスと消耗品の削減も実現するという。

そのほか、作業スペースに冷暖房を完備、後方スペースにはシャワー室と仮眠室を設け、屋外のパレット保管場に屋根を付設するなど、従業員が働きやすい環境にも配慮した。

施設の概要
名称:仙台センター
住所:宮城県仙台市青葉区南吉成6-6-2
構造:地上2階建て
敷地面積:1万3083.74平方メートル
延べ床面積:1万974.32平方メートル
取扱商品:加工食品、デイリー食品、生鮮食品、衣料品、住居用品
管轄店舗:宮城県(18店舗)、福島県(2店舗)