認証・表彰貿易情報連携プラットフォームのTradeWaltz(トレードワルツ)を運営するトレードワルツ(東京都千代田区)は14日、ISMS認証とクラウドセキュリティー認証を2月に新規取得したと発表した。
同社が運営するトレードワルツは、貿易業務を電子化するプラットフォームをSaaSサービスとして提供しているもので、貿易業務に携わる商社・銀行・保険・船会社・通関などの利害関係者から安全を求める声に対応するため、ISO/IEC27001とISO/IEC27017の導入を決めた。
これにより、トレードワルツは「情報セキュリティー管理体制が国際認証規格であるISO/IEC27001に適用できていること」を第三者機関が認証するマネジメントシステム規格と、「クラウドサービスに関する情報セキュリティの管理策のガイドライン」であるクラウドセキュリティー認証を同時に得た。
トレードワルツは産業横断型の貿易情報連携プラットフォームで、ブロックチェーン技術を活用することで、高いセキュリティー水準で貿易取引を完全電子化する。過去の実証結果では44-60%の業務効率化が確認されたという。
2021年度には国際物流システムシェアナンバーワンのTOSSシリーズとの連携やSAPジャパン運営のアクセラレータープログラム採択、2022年度中の海外(シンガポール・タイ・ニュージーランド・豪州)連携をAPECで提案するなど、国内外含めたプラットフォーム間連携の検討も進んでいる。