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高速一時退出、休憩目的以外の利用確認し時間短縮

2022年4月18日 (月)

(イメージ)

行政・団体高速道路の休憩施設間隔が25キロ以上離れている「空白区間」の半減を目指し、高速道路からの一時退出によって付近の「道の駅」を休憩施設として活用する取り組みで、国土交通省はこのほど「利用者の一部に目的外の利用が見られた」として、7月1日から一時退出可能時間を1時間減らすと発表した。

この取り組みは、全国に100区間存在している空白区間の半減を目指し、全国23か所の道の駅で高速道路から一時退出をできる社会実験として実施しているもので、現在は3時間の一時退出時間が認められ、小型車・大型車ともに利用が増加。2021年7月に月間利用台数が過去最高の1万3110台を記録したことを受け、対象の道の駅を新たに6か所追加し、全国29か所で道の駅を休憩施設として利用できる環境を整えることにした。

他方、道の駅付近の工場エリアで88分間も滞在し、取り組みの目的である道の駅ではわずか1分間しか利用しないといった「目的外利用」が確認されたほか、平日・休日ともに一時退出利用者の9割以上が2時間未満で高速道路本線に戻っていたことが判明。7月1日0時から一時退出時間を1時間短縮し、2時間以内に再進入する車両にのみ適用することで、休憩を目的とした利用を促す意味もあるとみられる。

新たに追加される6か所の道の駅は次の通り。

■新たに追加される道の駅
・道の駅「ふくしま」(福島市)
・道の駅「常総」(仮称、茨城県常総市)
・道の駅「おけがわ」(仮称、埼玉県桶川市)
・道の駅「ながおか花火館」(新潟県長岡市)
・道の駅「いたの」(徳島県板野郡)
・道の駅「都城」(宮崎県都城市)