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シンフォニア、仮想世界での操縦訓練機能で表彰

2022年4月26日 (火)

(出所:シンフォニア)

サービス・商品仮想世界と現実世界を融合し、現実には存在しないものを体験できるクロスリアリティ(XR)技術を駆使した業務訓練コンテンツなどを開発・販売しているシンフォニア(東京都府中市)は25日、開発した「小型移動式クレーン訓練VR(仮想現実)システム」が、中小企業優秀新技術・新製品賞において奨励賞を受賞したと発表した。

同賞は中小企業の技術振興を図ることを目的に、りそな中小企業振興財団と日刊工業新聞(東京都中央区)が毎年1回開催。厳正な書類審査やデモンストレーション審査などを経て、「優秀性」「独創性」「市場性」を中心に、「中小企業らしさ」「環境への配慮」「社会的有用性」を加味して受賞者を決定する。

小型移動式クレーン訓練VRシステムは、臨場感のある3D(3次元)CG表現や、物理シミュレーションによる重力の衝突など、リアルな操縦環境を再現している。事故や怪我を起こすおそれがないため、小型移動式クレーンの免許取得を目指す人や、免許取り立ての人の訓練に最適だ。

▲小型移動式クレーン訓練VRシステムによるシミュレーションの様子(出所:シンフォニア)

シンフォニアの瀬戸豊社長は、「ソフトウェア開発という枠にとらわれず、『XR+IoT』という新ジャンルを開拓する端緒となる取り組みだと自負している」と、事業の今後の可能性を語った。