ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

「ジャパントラックショー2022」に出展するテレニシ

IT点呼キーパー、操作性の高さと価格競争力に強み

2022年5月9日 (月)

イベントテレニシがジャパントラックショー2022で展示するのは、運行管理者の労務改善を目指した点呼の仕組み「IT点呼キーパー」だ。ただでさえドライバー不足の長期化が長らく経営課題となっているトラック運送業では、2024年4月からドライバーの時間外労働の上限が960時間に制限される「物流の2024年問題」への対応が急務となっており、「いかに少ない人数で確実に業務を回していくか」に頭を悩ませる経営者や運行管理者も少なくない。

こうした運送業特有の課題に対し、テレニシのIT点呼キーパーは「点呼記録簿の保管場所を減らしたい」「監査のたびに点呼記録簿のファイル整理をしている」「事業所によって点呼の質がバラバラ」「運行管理者の拘束時間が長い」「運行業務の管理ができていない」という具体的な悩みの改善に対応しつつ、たとえば3拠点で24時間稼働しているGマーク取得済みの運送会社なら、労務時間を最大66%削減できるのだという。

同社営業担当の吉田寛之氏が話す。

「IT点呼キーパーは、操作性がシンプルで使いやすいのが特徴で、他社製品に比べて価格でも優位性があると思っている」

▲テレニシ営業担当の吉田寛之氏

シンプルで操作性が高く、価格競争力もあるという説明だが、システムの機能がいかに優れていても、肝心のアルコール検知器との連携に手間がかかったり、運用開始までに必要な設定作業などで時間を要したりしていては、強みも半減してしまう。その点はどうなのか。

「申し込みからおよそ2週間後には運用を開始することが可能だ。連携可能なアルコール検知器メーカーもすでに4社あり、大部分をカバーできている。さらにICカードリーダーは必須ではないが、併用することで免許証管理ができる点もメリットだと考えている」(吉田氏)

IT点呼キーパーの導入によって改善できるのは、どのような課題なのか。

まず「点呼記録簿の保管場所を減らしたい」という悩みに対しては、すべての点呼機能・営業所別データを一元管理する機能で対応する。IT点呼だけでなく、対面点呼や電話点呼・スマホ点呼で行った記録や営業所別データの一元管理が可能で、点呼を実施したデータは運行管理者側のパソコンに永続的に保存され、クラウド上のサーバーにも2年間自動的に記録・保存される。

また「監査のたびに点呼記録簿のファイル整理をしている」という運送会社も少なくないと思われるが、これは点呼記録簿の自動出力によって解決する。点呼記録簿だけでなく、ドライバーの出勤予定表もパソコンやスマホで管理し、監査の際にはクラウドの情報を印刷し提出することで完了できるようにし、点呼記録簿を探すという作業自体をなくしてしまう。

さらに、IT点呼キーパーで測定した点呼記録はクラウド上のサーバーに保存されるため、必要な時にパソコンやスマートフォンから時間・場所を問わずに確認ができる点も便利だ。さまざまな課題を改善してくれるサービスだが、基本的な機能を整理すると、次のようになる。

■IT点呼キーパーの主な機能
・全点呼機能を営業所別データで一元管理可能
・クラウド管理でいつでもどこでも確認
・点呼結果の記録簿自動保存機能による不正防止
・出勤予定データを一括で取込め、管理も簡単
・点呼記録簿の自動出力
・点呼執行率の自動計算
・データ連携——など

▲デモ画面

重要なのは、これらの機能をいかにして使いこなし、労務管理業務の質を高めながら効率化を進めていくか。トラックショーの同社ブースでは、これまで説明してきた課題以外にも、次のような数多くの労務管理上の課題に対する回答が得られることだろう。

■IT点呼キーパーによって解決できる、その他の課題
「事業所によって点呼の質がバラバラ」
「人によって点呼記録簿の記入にムラがある」
「手書きの点呼記録簿だと改ざんされる恐れがあり不安」
「指導監督とドライバー間でのコミュニケーションがうまく取れない」
「運行管理者の拘束時間が長い」
「点呼のためだけに出社してもらうことがある」
「深夜・祝祭日など人員稼働が少ない時でも休ませることができない」
「人員が少ない事業所なので、点呼ができていない時がある」
「運行業務の管理ができていない」
「働き方改革もあり、ドライバーの負担を軽減したいと感じている」
「点呼記録・車両管理記録を合わせて分析し、更なる安全の向上に努めたい」

これらの課題に心当たりのある向きは、ジャパントラックショーのテレニシブース(B-52)を訪れてみてはいかがだろうか。