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Volvo Trucks、ベルギーにバッテリー工場開設

2022年5月18日 (水)

国際Volvo Trucks(ボルボ・トラックス)は17日、ベルギーに同社初のバッテリー組立工場を開設したと発表した。大型電気トラック向けにバッテリーを供給する計画だ。

新工場はベルギーのゲントに開設した。サムスンSDI製のセルとモジュールを、同社の大型電気トラック用バッテリーパックに組み立てる。対応車種は、ことしの第3四半期に生産を開始するボルボFHとボルボFM、ボルボFMX。

(出所:Volvo Trucks)

バッテリーパックの容量は1個90キロワット時で、トラック1台に最大6個(計540キロワット時)搭載できる。搭載数は航続距離や荷物積載量によって調整できる。

同工場でバッテリーをパックに組み立てることで、走行の際の装填にかかる時間が短縮できる。また、バッテリーは再利用できる設計で、工場自体も100%再生可能エネルギーで操業する。

同社は、2019年に電気トラックの量産を開始し、欧州と北米を中心に販売中。30年までに世界で販売するトラックの最低50%を電気トラックにする目標を掲げている。ことしは欧州で大型3車種の生産を開始し、合計6車種を世界各国で販売する計画だ。6車種で市街地の配送からごみ処理、建設用途まで幅広い輸送ニーズに対応する戦略だ。