西武秋田店で新幹線即日直送｢デパ地下グルメ｣販売

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国内そごう・西武（東京都千代田区）は18日、東京などのデパ地下グルメを西武秋田店（秋田市）で即日販売するサービスを始めると発表した。東京駅を午前に出発する東北・秋田新幹線で秋田駅まで輸送。昼前後に西武秋田店の特設会場で販売する。新幹線の営業列車を活用した貨客混載サービスが全国に広がるなかで、大都市ならではの商品を地方で展開するケースが広がり始めている。

ジェイアール東日本物流（東京都墨田区）が提供する即日配送列車便「はこビュン」を活用。弁当や和菓子などのデパ地下グルメを即日販売する。特設販売は5月21日にスタートし、毎週水曜と土曜に実施する。

初日は8ブランド26種類を販売。そのうち6ブランド23種類は秋田県で初めて販売する商品だ。

西武秋田店の地下1階食品売場の特設会場で11時30分より順次販売開始予定。なだ万厨房や日本橋弁松総本店、浅草梅園などの商品が並ぶという。2回目以降は取扱商品をその都度、変更していく。

秋田市など大都市から遠く離れた地方では、東京などで製造された弁当や和菓子など日持ちしない商品の提供が難しく、輸送時間の短縮が課題だった。そごう・西武は東北・秋田新幹線の活用により、従来のトラックと比べて大幅に短い4時間弱で輸送できる利点を生かしたサービスを展開。今後は洋菓子や季節に合わせた商品の販売も検討していく。