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JR貨物4月、コンテナ苦戦し輸送量は前年比2.8%減

2022年5月19日 (木)

(イメージ)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が18日発表した4月の輸送動向によると、輸送量は全体で220万4000トンとなり、前年同月比2.8%減少した。内訳は、コンテナが160万7000トン(4.4%減)、車扱が59万7000トン(1.8%増)だった。

コンテナは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要低迷などの影響で苦戦した。農産品・青果物は、たまねぎが前年の北海道地区における夏季の干ばつによる作柄不良に加えて、九州地区では2月の低温に伴う生育遅れにより低調に推移。自動車部品は、半導体不足や海外からの部品調達が難航し各社が生産調整に踏み切った影響で落ち込んだ。

積合せ貨物は、2021年10月からのブロックトレイン運転開始などにより前年を上回った。家電・情報機器は、エアコンの需要回復等により好調となった。

車扱は、原油価格高騰などで石油の輸送が減少した一方で、その他の炭酸カルシウム・フライアッシュ輸送が配送先の追加で需要増となり、前年を上回った。