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JR貨物5月輸送量は前年比3.7%減、コンテナ低迷

2022年6月20日 (月)

(イメージ)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が17日発表した5月の輸送動向によると、輸送量は全体で181万4000トンとなり、前年同月比で3.7%減少した。内訳は、コンテナが133万6000トン(同5.5%減)、車扱が47万8000トン(1.7%増)だった。

コンテナは、新型コロナウイルス感染症に伴う需要低迷の影響などで積み合せ貨物と家電・情報機器を除いて前年実績を下回った。エコ関連物資は、建設発生土の輸送が終了したため前年を下回ったほか、食料工業品はビール類の輸送が堅調であったものの地産地消傾向の進展により清涼飲料水の輸送量が減少。全体では前年を下回った。

自動車部品は、半導体不足に加えて海外からの部品調達困難により各社が生産調整を行った影響などで減少。自動車部品の素材原料となる化学工業品や化学薬品も低調に推移した。積み合せ貨物は、21年10月からのブロックトレイン運転開始などにより前年を上回った。

車扱は、石油が前年を上回った。新型コロナウイルス感染症の影響緩和により春の大型連休時のガソリン需要拡大によるもの。