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常石造船と広島大、22年度は17テーマを共同研究

2022年5月24日 (火)

(イメージ)

荷主常石造船(広島県福山市)は23日、地元の広島大学大学院工学研究科(広島県東広島市)との共同研究について、2022年度は前年度より4つ多い、過去最多の17テーマに取り組むと発表した。

共同研究は常石造船のビジネス課題をテーマに04年から続けられている。21年度は4分野(性能 ・構造・ぎ装・その他)の13テーマに取り組んだ。22年度は新たにDX(デジタル・トランスフォーメーション)分野を追加し、過去最大規模となる17テーマの共同研究を行う。

共同研究は、環境負荷の低減や顧客への付加価値向上を目的にしている。実用性の高さが特徴で、これまで132件の研究を実施し、実船への適用率は75%以上という。

ことしは4月27日にリモート方式で成果報告会を開催した。同社設計本部の柴田憲一本部長は「広島大学との共同研究は当社にとって財産。環境問題への対応やデジタル化を脅威ではなく『機会』と捉え、さらなる付加価値提供につなげる」とし、広島大大学院の安川宏紀教授も「17年以上続く両者の信頼関係のもと、これまでにない技術を開発し、社会の課題解決に貢献したい」と話した。