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全ト協、CO2排出量の簡易算定ツールをHPで公開

2022年6月7日 (火)

(出所:全ト協)

環境・CSR全日本トラック協会(全ト協)は7日、トラック運送事業者向けに、CO2排出量を簡易算定できるツールのトライアル版をホームページ(HP)で公開した。全ト協はトライアル期間中に使用者から意見や質問を受け付け、2023年4月に改良した「実施版」を公表する予定だ。

運送事業者は自社が持つ燃料使用量や燃料費などのデータをエクセルの帳票に入力する。用意された帳票フォーマットは9種類あり、事業者が持っているデータの種類により使用する書式が決まる。データ入力することで事業所ごとあるいは全社一括でのCO2排出量を算定できる。

全ト協はことし3月、30年に05年度比でCO2を31%削減する目標を掲げた「トラック運送業界の環境ビジョン2030」を策定。その中で運送事業者が自社のCO2排出量を把握することを副次的な目標の一つとしており、事業者に具体的な改善行動を促すため、このほどトライアル版の公開に至った。23年の本格運用に向けて事業者の声を募る。

■トラック運送事業者用CO2排出量簡易算定ツール(トライアル版)
https://jta.or.jp/member/kankyo/vision2030trial_tool.html