ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

NTTデータ関西、貿易書類の迅速な共有システム提供

2022年6月16日 (木)

サービス・商品エヌ・ティ・ティ・データ関西(NTTデータ関西、大阪市北区)は16日、貿易手続き書類を関連企業間で迅速かつ安価で共同利用できる貿易書類プラットフォームサービス「B2B TradeCloud(トレードクラウド)」の提供を開始すると発表した。

B2Bトレードクラウドは、改正電子帳簿保存法への対策にも対応したSaaS型(必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウエアの提供形態)のプラットフォーム。貿易業務に関わる関連企業間で貿易関連情報を共有できるシステムだ。

NTTデータ関西が有する貿易・物流業界における知見と、B2Bトレードクラウドのサービス提供を掛け合わせることで、荷主企業における貿易事務の効率化と、関連企業間での迅速かつ正確な情報連携を図ることにより、物流業界の貿易業務における生産性向上とDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に寄与する。中堅・中小の貿易関連企業の利用も意識して導入コスト月額10万円(税別)からと抑えて設定。年間売上高3億円の目標を掲げる。

▲貿易関連業務における関連企業間での情報連携(出所:エヌ・ティ・ティ・データ関西)

貿易業務はグローバルサプライチェーンの要として、国際的な競争力を左右する重要な要素となっており、貿易事務の効率化・迅速化がこれまで以上に求められている。物流業界でいわゆる「貿易プラットフォーム」やデジタル化の推進が重要視されるなかで、貿易事務は依然として紙媒体での対応が主流になっており、業務の効率化に向けたデジタル化が課題だ。

国際物流を行う上で必要な貿易書類は、荷主企業を中心にサプライヤー、フォワーダー、船社などの複数の企業間で綿密な連携が欠かせない。情報連携の連絡手段の多くはファクスや電子メールが使用され情報が散在しているためコミュニケーションが煩雑となり、結果として業務負担の増大が解決すべき問題となっている。

NTTデータ関西は、荷主企業を中心としたより多くの貿易関連企業にサービスを提供することにより、貿易事務手続きの効率化や貿易関連企業間での業務ステータスの共有、情報連携を促す。迅速かつ正確な貿易書類の共同利用を支援する。