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自動ハンドル操作の国際基準策定へ日本で専門家会議

2015年6月12日 (金)

行政・団体国土交通省は12日、自動車の自動運転技術のうち、自動操舵の国際基準策定の専門家会議を日本で開催すると発表した。16日に全日本トラック総合会館の自動車基準認証国際化研究センター(JASIC)で開催し、欧州を中心とした政府機関や業界団体が出席する。

自動運転技術のうち、アダプティブクルーズコントロール(ACC)や衝突被害軽減ブレーキなどの進行方向の自動制御は、多くの技術が実用化されているものの、自動レーンチェンジや自動追い越しなど自動でハンドルを操作する自動操舵技術は、数年以内の実用化を目指して各国で技術開発が進められている段階にある。

そこでことし4月、自動車の国際基準を策定する「国連の自動車基準調和世界フォーラム」(WP29)の傘下に「自動操舵専門家会議」が設けられ、自動操舵の国際基準策定の議論がスタート。

日本はドイツとともに専門家会議の共同議長を務め、議論を主導しており、この専門家会議の2回目となる会合を開催することにしたもの。

会議では、目的に応じた自動操舵技術の分類、自動操舵技術が使用可能な条件、自動操舵技術での人と機械の役割分担などについて話し合う。