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エーアイテイー、新規顧客獲得奏功し通期上方修正

2022年7月12日 (火)

財務・人事エーアイテイーは12日、2023年2月期連結業績予想を上方修正したと発表した。ことし4月13日に公表した前回予想数値について、営業収益を660億円から693億円に、営業利益を40億2000万円から49億3000万円に、経常利益を42億2000万円から49億8000万円に、親会社株主に帰属する当期純利益を28億6000万円から34億3000万円にそれぞれ引き上げた。

23年2月期の第1四半期は、主に中国・上海での都市封鎖の影響で海上輸送における取り扱いコンテナ本数が前年同期と比べて減少した。しかしいまだに海上運賃は高い水準であるなかで、顧客への積極的に情報を提供するとともに、船舶の積載スペースが不足するなかで新たなサービスメニューを拡充。新規顧客の獲得や既存顧客の取引深耕に取り組んだ。

こうした取り組みに加えて、輸入の海上運賃が米ドル建てであることから円安の進行によって収益が伸長。継続してDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みも注力するなど、さらなる利益創出に努めた。

こうした取り組みが奏功して当初の業績予想を上回る見込みとなったため、業績予想の上方修正に踏み切った。

同日発表した23年2月期第1四半期連結決算は、営業収益が前年同期比28.0%増の173億500万円、営業利益が76.1%増の13億600万円、経常利益が46.4%増の12億200万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は56.7%増の8億1000万円で、第1四半期では2年連続の増収増益だった。