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GLPが埼玉県上尾市で物流施設着工、24年春完工

2022年9月1日 (木)

▲GLP上尾の完成イメージ(出所:日本GLP)

拠点・施設日本GLP(東京都港区)は1日、マルチテナント型物流施設「GLP上尾」(埼玉県上尾市)の建築工事に着手したと発表した。2024年3月の完工を予定しており、投資総額は230億円。

日本GLPは、GLP上尾を横浜ゴム上尾配送センターの跡地に開発。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)桶川加納インターチェンジ(IC)や東北自動車道岩槻IC、さらに首都高速道路与野出入口を最寄りに、首都圏各地への輸配送拠点として、さらに東北をはじめとする広域アクセスにも適した立地が強みだ。

▲広域周辺図

GLP上尾の立地面での優位性で特筆すべきは、従業員の通勤時における利便性の高さだ。JR高崎線上尾駅から徒歩圏内にあるほか、同線宮原駅からはバスも利用できる。さらに施設周辺には住宅地が広がっていることから、従業員確保に適している。

上尾周辺のエリアでは希少な大型マルチテナント型先進的物流施設。日本GLPはGLP上尾の入居企業に対して、メーカーや中小3PLなどのDC型(在庫型)、配送・運送会社、小売り・卸などのTC型(通過型)、さらに医薬品・医療機器、マスターリース会社など幅広い業種のニーズに対応した設計プランを提供する。

▲カフェテリア

機能面では、各階を4分割できる仕様としており、区画面積は最小で4000平方メートル、最大で9万平方メートルとフレキシブルな対応が可能。輸配送能力の向上をサポートする両面バースを整備するほか、縦方向への搬送能力を高める垂直搬送機を4階・5階に設置する。装飾面では施設全体にバイオフィリックデザインを採用。働く環境の快適性を確保しながら、就労者の生産性向上を促す。

■GLP上尾の概要
所在地:埼玉県上尾市愛宕6-1-22
敷地面積:4万6000平方メートル
延床面積:10万5000平方メートル
構造:免震プレキャストコンクリート造、地上5階建て

GLP上尾、従業員確保を重視し新たな物流像創出へ