
▲イノベーション・ラボが入るESR市川ディストリビューションセンター
サービス・商品ロボット開発企業のソフトバンクロボティクス(東京都港区)が準備を進めてきた、物流自動化機器・ロボットのショールーム「ソフトバンクロボティクス・ロジスティクス・イノベーション・ラボ」が千葉県市川市に完成し、12日、報道関係者に公開された。13日にオープンする。グループのノルウェー企業が開発した高密度自動倉庫システム「オートストア」をはじめ、ピッキングや荷積み・荷降ろし、入荷など数々の先端機器が展示されている。

▲自動梱包装置
イノベーション・ラボは、物流不動産大手のESRの施設「市川ディストリビューションセンター」の3階の一角、1000平方メートルに開設された。単なるショールームではない、各先端機器を体験でき、新たな提案もできる施設を標榜している。自社のほか、プラスオートメーションやsouco、ラピュタロボティクスなどパートナー企業19社の製品・技術も展示され、今後も追加していく計画という。
見学は20日からオンラインで受け付ける。また、13日から東京都江東区で開かれる「国際物流総合展2022」の同社ブースでも来場予約を先行受け付けする。同社は物流関係者や荷主企業などに来場を呼び掛けている。
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イノベーション・ラボで展示されている主な機器やソリューション(解決策)は次の通り。
(1)高度自動倉庫システム「オートストア」
(2)ピッキングの指示情報が視界に現れる次世代眼鏡「ピカビ」
(3)パレットへの荷積み・荷降ろしロボット「XYZロボティクス」
(4)入荷検品・棚卸・出荷検品の自動化支援装置「RFID」
(5)次世代型ロボットソーター「t-Sort」
(6)シャッターアソートシステム「SAS」
(7)清掃ロボット「スクラバーフィフティ」「ウィズアイ」
(8)人や障害物をよけながら搬送する運搬ロボット「キーンボット」