話題シーネット(千葉市美浜区)は14日、「国際物流総合展2022」の出展ブースで、物流現場で稼働するロボットをはじめとする各種機器を統合して管理するシステムとしてWES(倉庫運用管理システム)を位置付ける取り組みを紹介した。
物流DX(デジタルトランスフォーメーション)施策における基本的な発想は、物流現場における問題点について局所的に対応する「部分最適」から、現場全体の運用を一体的に見直すことで効率化・最適化を図る「全体最適」へとシフトしている。
シーネットは今回、こうしたWESによる統合管理の取り組みを訴求することにより、倉庫内での業務における全体的な最適化を促す。
具体的には、音声システムやAMR(自律走行型搬送ロボット)、画像システム、マテリアルハンドリングなど倉庫現場で展開される各種機能をWESで一元管理。同時に、WMS(倉庫管理システム)との連携や親和性を高めることで、倉庫全体を統括して問題抽出から解決までを一体的に実現するイメージだ。
シーネットは「100年つながる新たなWMS」をスローガンに、国際物流総合展2022を、WES機能のこうした拡張を巡る取り組みを訴求する好機と位置付ける。
シーネットはこうしたWESの機能について、10月25日に開催するバーチャル展示会でも紹介するなど浸透を強める。バーチェル展示会は定員500人、10時から17時まで開催し、10月28日までセミナー動画を視聴できる。