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ユーシン、省スペースの荷積みロボ/国際物流展

2022年9月14日 (水)

話題ユーシン精機は14日、「国際物流総合展2022」の出展ブースで、省スペースの最新型パレタイジングロボット「PAシリーズ」を紹介した。プラスチック成形品取り出しロボットを物流向けに水平展開。現場における効率化が喫緊の課題になっている物流業界への進出を本格化させることで、成長市場におけるビジネス機会の獲得を目指す考えだ。

■最新型パレタイジングロボットのデモンストレーション動画

荷物の積み上げ・積み降ろしロボットと言えば、アームが回転する多関節ロボットが一般的だ。アームの可動域が広いことからまとまったスペースが必要で、スペース活用の効率化を進めたい現場では、さらなるコンパクトな機構が求められていた。

ユーシン精機はこうした事情を踏まえて、支柱とハンドを動かす柱が直角に交わる「直交型」を採用した。省スペースとともに省エネルギーにも注力しているほか、ハンドを含めて最大50キロの荷物に対応できるようにしたのが特徴。多関節ロボットと比べて省スペースを実現することにより、荷扱いが増加し狭い現場が多い物流倉庫により適した仕様とした。

ユーシン精機は顧客の声なども反映しながら、最終的なスペックを固めて本格的な製品化を進める。物流向け機器の展開は2年前に本格的に開始したばかりだが、プラスチック成形品取り出しロボットのノウハウと物流現場のニーズを融合した新しいパレタイジングロボットの製品化を加速していく。

国際物流展2022特集、現地取材記事を随時公開