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フォロフライの小型貨物EV、ロジネットJが導入

2022年9月21日 (水)

▲EV F1バン(出所:フォロフライ)

ロジスティクス工場を持たないEV(電気自動車)メーカーのフォロフライ(京都市左京区)は21日、同社が開発する最初のモデルとなる「EV F1バン」が小型貨物EVとして宅配事業で運行を開始した、と発表した。ロジネットジャパンのグループ会社が初号機を導入した。全国に先駆け、寒冷地でラストワンマイル配送における効果的な小型貨物EV活用の方法を検討する。

フォロフライは2021年10月1日、国内自動車メーカーとして初めて国外生産(ファブレス生産)による1トンクラスの宅配用EVトラック「EV F1バン」のナンバーを取得。7月から日本自動車輸送技術協会(JATA)で環境配慮型先進トラック・バス導入加速事業の補助金対象車両の認定を受け、導入時に最大88万4000円の補助を利用できるようになった。

ただEVには寒冷地特有の課題としてEVや充電設備への降雪、低温によるバッテリー性能の低下、充電リードや充電ポートの凍結などがあり、特に北海道はEVなど次世代エコカーの補助金交付台数が全国13位、人口1万人当たりの普及台数は最下位の9.6台にとどまっていることから、ロジネットジャパンによる導入で「営業用小型貨物EVの寒冷地での実用性」を検証、北国でもEV普及の課題に取り組む。