M&A東京商工リサーチによると、パワーアシストスーツ製造のATOUN(アトウン、奈良県奈良市)が7日、奈良地裁から特別清算開始決定を受けた。負債総額は3億5457万円(2021年3月期決算時点)。
同社は現在のパナソニックホールディングスの社内ベンチャー制度で発足。主に荷役作業をサポートするウエアラブルパワーアシストスーツの研究開発、製造を手掛けてきた。しかし、研究開発に対する先行投資が膨らんで赤字が続き、資金繰りが悪化。商品化した後、安価な類似商品も出回った影響で販売量が伸び悩んだ。21年3月期の売上高は2億2100万円で前年同期を大きく下回り、2億7千万円の赤字を計上。販売済み機器に関する保守は、アドバンス(奈良県川西町)が引き継ぐとしている。
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