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「空飛ぶクルマ」のデザイン披露、スカイドライブ

2022年9月26日 (月)

▲設計開発中の「SkyDrive式SD-05型」デザイン(出所:SkyDrive)

ロジスティクス「空飛ぶクルマ」や「物流ドローン」を開発するSkyDrive(スカイドライブ、愛知県豊田市)は26日、2025年に開催される大阪・関西万博でのエアタクシーサービス開始に向け、設計開発を進めている空飛ぶクルマの商用機のデザインを披露した。

商用機の名称は「SkyDrive式SD-05型」で、電動や垂直離着陸の特徴を備えたコンパクトな航空機。デザインのキーワードは、先駆性や先進性を意味する「プログレッシブ」。鳥や動物のストリームライン(流線型)を研究、設計した先進的な空力形状を採用し、メインボディは横側から見ると、S字型のシルエットが表現されており、空へ飛び立つ一対のプロペラのような美しさが特徴。上から眺めた場合は、高い飛行能力で俊敏に空を飛ぶ、パールホワイトのツバメの姿が浮かび上がる。

機体は2人乗りで、乗客とパイロットが各1人ずつ搭乗できる。パイロットの操縦に加えて、コンピューター制御のアシストにより安定した飛行を実現。水平と垂直の尾翼を搭載しているほか、機体上部に12基のモーターとプロペラを配置しており、さらに飛行の安定化を重視した構造となっている。

SD-05は、国土交通省が安全や環境基準への適合を証明する型式証明取得を目指している。同社は「今後の設計開発の進ちょくにより、デザインや仕様変更の可能性がある」としている。

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