ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

弁当や野菜など貨客混載の実証へ、神戸市など

2022年10月4日 (火)

国内神戸市は3日、神姫バス(兵庫県姫路市)など5事業者と共同で、路線バスで人とモノを一緒に運ぶ貨客混載の実証事業を始めると発表した。少子高齢化や人口減などにより輸送需要が年々減少しているなか、異業種が連携してモノを輸送することで新たな収入源とし、バス路線の維持につなげるのが狙い。

実証の取り組みは2つで、1つは西神中央駅と中心街から離れた押部谷地域を結ぶ既存のバス路線を活用するもの。駅前のショッピングセンターで販売している弁当やパンといった商品を住宅団地まで運び、バスで車内販売する。

(イメージ)

別の取り組みは、西神中央駅と三木市を結び既存のバス路線を活用して野菜を配送する。農産物直売所前のバス停から、野菜や米などを同駅前まで輸送。ショッピングセンター内の和食店で使用する食材として納品する。いずれも地域の足として路線バスの機能を果たしながら、新たなモノの流れの創出につなげられるか検証する。

期間はいずれも2022年10月から23年2月まで。国土交通省の共創モデル実証プロジェクト(共創による地域交通形成支援事業)として実施する。